4.中学校からの学習法


さて、今回は新学年初めての定期テストについて書こうと思います。

新1年生は中学校になって初めての大テストです。小学校のときと比べて勉強のやりかたが難しいのでは、と思います。各科目テーマがいくつかあり、総合的に理解できていないといい点数に結びつかないのが中学校からのテストです。そして普段の勉強の取り組みかたに差がでてくるのも中学校からです。小学校のときは、少なくとも毎日ドリルの宿題がでて、各単元が終了するたびにテストがあったので勉強のやりかたも単純でした。ところが、中学校では毎日の宿題が出されるわけでなく単元ごとにテストがあるわけでないので、ともすると毎日勉強しなくてもいいという錯覚がうまれます。テスト2週間前から慌ててテスト勉強だけをやって普段は全く勉強しない生徒がかなりでてくるのもこの時期からです。ここで小学校より楽していること(毎日やらないという意味で楽してます)に気づけばまだまともですが、人間は楽することにすぐ慣れるものです。毎日部活でくたくたなので帰宅後適度の自由時間を満喫して寝るだけという流れを身につけるのに1ヶ月もかかりません。明らかにオカシイですよね?  危惧するのは、学力の低下より何も考えず漫然と日々すごしていることです。家では全く勉強に向かわない、との相談をよく受けますが、それは中学校にあがる上での準備がきちんとできなかったことによります。毎日宿題が出ないからこそ、1週間のすごしかたを習慣づける必要があるのです。"体調によってやったり、やらなかったり、科目も気分次第で何をやってもいい"なんて勉強のやりかたでいったい何が身につくのでしょうか?


塾では新中学生にまず指導するのは、1週間のすごしかたを具体的に決めることからです。その習慣ができたら、心が安定して課題にも向き合えるようになります。2年生も3年生も入塾した時期はまちまちですが、その習慣づけを一緒に相談しながら決めていきます。習慣づけができているかはテスト2週間まえからのドタバタ具合ではっきりします。


バランスよく点数がとれる子ほどテスト前に余裕にみえる(事実余裕です)のはこういう理由なのです。(2013年5月25日)