2.総括の重要性


3月になり、新学年を迎える時期になりました。日本では会社・学校の新入社員・新入生を迎える時期が4月であるために、年明けよりもこの季節に新鮮な気分を味わうことが多いように思います。塾においても同じです。卒業によりひとまずの区切りの時期を終え新たな旅立ちの時期を迎える者、新学年を迎え次のステージにあがる者などさまざまですが、今回のテーマは"総括の重要性"です。


1年を通して振り返ると塾内のことでもいろいろなことがありました。その中で記憶に残る大半はなぜか結果が芳しくなかったことばかりです。ドラマや映画のようにハッピーエンドで締めくくれば幸せですが、実際は課題を解決しかけたら新たな課題が次々に出てきます。この一年間子供達を見てて何より感じたのは、塾に通わせてもらうことが当たり前になりすぎているのでないか?、ということです。本来は、勉強を学ぶホームグラウンドは学校にあって、そこで学べないことを塾で学んだり、あるいは学校の授業についていけなくなったことを補習してもらうために塾は存在するものです(とても残念なのは、ホームグランドである学校が必ずしも学習意欲を引き出してない現実です。)


ところが、最近は周りの子が塾に行ってて自分も行かないと不安だから行きたい、という動機の方が多いように思います。子供にそう言われると親御さんも行かせないわけにいかずに、漫然と塾に通わせるケースが増えてきています。そのようなケースで成果が飛躍的に得られることはまずありません。なぜなら、絶対やりたいという動機がないものを続けて成果が得られることはないからです。だから、目的なく通塾している生徒には塾をやりたい・続ける目的はなんなのか?を繰り返し問いかけています。塾にいると居心地はいいけれど、なんの成長も見込めないと思われる場合は、即刻塾をやめさせた方がいいと考えます。そうしないと、塾がない生活をどう送るべきかがわからず、自由な生活の過ごし方を自分で考えられないようになる恐れすらあるからです(成績が上がらないことよりもこちらの方がより深刻な問題です。)

そこで、学年の変わり目を迎えるにあたり、現塾生にも再度考えてもらう機会をもちたいと考えています。また、生徒募集においてもこの方針は一貫させます。言うまでもないことですが、教育に投資することはとても大事なことです。娯楽で浪費するよりあとになって還ってくるものが大きいからです。大人になって親に感謝するのも物質的な補充より教育をしっかりつけさせてもらったことです。しかしながら、目的なき投資はただの散財です。もう一度総括していただき、次の学年を新鮮な気持ちで迎えてもらえたら嬉しく思います。

 (2013年3月9日)